RC構造とは(Reinforced Concrete Construction)の頭文字の略称。
建築用語では比較的多く使用される構造用語で鉄筋コンクリート構造のことを指す。
施工では主に建築現場で柱や梁、スラブ、そして壁面に鉄筋を配筋しそのまわりを型枠で覆う。
マンションや商業施設などの建築では施工時に配筋と型枠が設置されている状態を確認することが多い。
型枠にはコンクリートが流し込まれRC鉄筋コンクリートが完成する。
RC造の英語の略称の意味はそれぞれ
●Reinforced⇒強化された
●Concrete⇒コンクリート
●Construction⇒構造
の意味をもつ。
マンションの販売チラシなどを見ると構造部分にRC造、もしくはSRC造という記載がなされていることが多い。
従来は鉄骨を組み込むSRC造が構造上も耐震上も強いという概念があったが、現在では構造のみで強度や耐震性が計測されるようなことはまずない。
建築技術の向上によってコンクリートそのものの粘り強さや精密性が高まった点もあり現在の新築マンションの建築ではRC構造の不動産物件の方が明らかに増加している。
上述したように鉄筋コンクリート造建築物の場合、鉄筋の配筋及びコンクリート型枠の施工とコンクリートの打設という施工手順が加わるため、木造建築以上に手間としての人件費及び建築資材費用は一般的に高騰する。
その為、建築での1坪当たりの単価は原則として木造建築物よりもRC造の方が坪単価は高くなる。
解体費用においても木造構造建築物よりもRC造の方が解体に時間もかかり廃材費用も高くなる。
そのため解体費用の坪単価もRC造の方が高くなる傾向にある。