PSとは(Pipe Space)の頭文字の略称。(パイプスペースと読む)
給水管・排水管などの生活排水に関わるパイプ設備が通るスペースのことを指す。
建築図面ではPSと表記され、ガス管なども含め1箇所に集中してスペース内に収納するケースが多い。
物件の位置や間取りにより異なるがマンションの設計図や建築図面では陽当りの良い南方面にリビングと大きな開口部を設け、北側方面にPS(パイプスペース)を設けるケースが主流である。
EPSとは(Electric Pipe Space)の頭文字の略称。(エレクトリックパイプスペースと読む)
エレクトリックパイプスペースとはその名の通り電気の配線とその配線を通す配管を収納するスペースのことを指す。
建築図面では主にPS/EPS/MBと共に表記される。
PSは生活排水設備の配管スペース。EPSは電気設備の配管スペース。MBは水道やガスのメーターボックスを収納するスペースを意味している。
STKとは(Steel Tube構造)の頭文字の略称。(スチールチューブ構造と読む)
STKは建築資材として使用する炭素鋼鋼管のことでありJIS規格で規格化されている。
DSとは(Duct Space)の頭文字の略称。(ダクトスペースと読む)
ダクトスペースは、文字通り建築物内の冷暖房設備や換気システムなどの設置の際に必要となる送風口に繋がるダクトを収納する空間のことを指す。
中高層の建築物ではダクトスペースを縦の吹き抜けで設置し専有面積の大きさを小さくする工夫がなされている。
ADとは(Air Duct)の頭文字の略称。(エアダクトと読む)
主に建物内の24時間換気システムや空調設備用の配管設備などで冷暖房の冷風や温風などを通すパイプの事を指す。
エアダクトは風導管や通風管とも呼ばれダクトスペース(DS)内に収納されている。
VPとはJIS規格で定められている塩化ビニル管の規格基準の一種。(英語の略称ではない)
建築・設計関係の図面ではVPと表記され、硬質塩化ビニル管の寸法サイズなどが表記される。