GL工法とはGypsumLiningの略称で主に羽目板に石膏ボードをボンドで貼り付ける工法の事を指す。
建築施工現場ではコンクリート壁面やウレタン壁面にGLボンドを使用し石膏ボードを直接貼り付ける。
壁面の仕上げなどを気にする事無くある程度の凹凸の存在する壁面でもGLボンドで貼り付けることできるため施工の簡易化が図られる特徴をもつ。
①前述したとおりGLボンドを使用することで工期の短縮化を図ることができる。
②現場でGLボンドを容易に準備できる(混ぜるだけ)
③GLボンドを壁面にのせ石膏ボードを当てるだけなので高度な技術は必要ない(施工後の検査は重要)
RC構造とは(Reinforced Concrete Construction)の頭文字の略称。
建築用語では比較的多く使用される構造用語で鉄筋コンクリート構造のことを指す。
施工では主に建築現場で柱や梁、スラブ、そして壁面に鉄筋を配筋しそのまわりを型枠で覆う。
マンションや商業施設などの建築では施工時に配筋と型枠が設置されている状態を確認することが多い。
型枠にはコンクリートが流し込まれRC鉄筋コンクリートが完成する。
RC造の英語の略称の意味はそれぞれ
●Reinforced⇒強化された
●Concrete⇒コンクリート
●Construction⇒構造
の意味をもつ。
マンションの販売チラシなどを見ると構造部分にRC造、もしくはSRC造という記載がなされていることが多い。
従来は鉄骨を組み込むSRC造が構造上も耐震上も強いという概念があったが、現在では構造のみで強度や耐震性が計測されるようなことはまずない。
建築技術の向上によってコンクリートそのものの粘り強さや精密性が高まった点もあり現在の新築マンションの建築ではRC構造の不動産物件の方が明らかに増加している。
上述したように鉄筋コンクリート造建築物の場合、鉄筋の配筋及びコンクリート型枠の施工とコンクリートの打設という施工手順が加わるため、木造建築以上に手間としての人件費及び建築資材費用は一般的に高騰する。
その為、建築での1坪当たりの単価は原則として木造建築物よりもRC造の方が坪単価は高くなる。
SRC構造とは(Steel Reinforced Concrete Construction)の頭文字の略称。
S造とRC造の両方の構造を取り入れた構造形式となっており鉄骨・鉄筋コンクリート造のことを指す。
SRC造の英語の略称の意味はそれぞれ
●Steel⇒鋼・鉄骨
●Reinforced⇒強化された
●Concrete⇒コンクリート
●Construction⇒構造
の意味をもつ。
①S造の弱点である耐火性能や座屈(鉄骨の折れ)に強い構造となる
②コンクリート性能が低かった時代の中古マンション物件などではRC造よりも原則強い強度を持ち耐震性の評価も高い可能性がある
③耐用年数が長い為、投資物件として考慮する場合は減価償却のメリットを得られるケースも多い
S造とは(Steel Construction)の頭文字の略称。
木造の柱や梁に当たる部分に鉄骨を使用し木造以上の強度を保つ鉄骨造のことを指す。
木材の弱点である割れや反りなどが少なく、引っ張りに強い鉄骨を使用することで柱材のスパンを広く取ることが可能。
長いスパンの柱を使用することは間取りの自由度を高める可能性が生まれるメリットがある。
ELVとは(elevator)の英語の略称。(エレベーターと読む)
エレベーターは日本語では主に昇降機と呼ばれ、性質上垂直方向の吹き抜けとなるため設計では防火区画など建築基準法及び消防法双方の知識が必要となる。
建築・設計関係の図面ではELVもしくはEVと表記される。
ESLとは(Escalator)の英語の略称。(エスカレーターと読む)
エスカレーターは商業施設や百貨店などに幅広く設置されているエレベーター同様の昇降機の一種。
建築・設計関係の図面ではESLと表記されている。
日本のメーカーでは三菱や日立のエスカレーターのシェアが高い。